薬の正しい使いかたとは?

2024年05月20日

気やけがの治療などで大切な役割を果たす「薬」。しかし、程度に差はありますが、薬は効き目(効能・効果)だけでなく、副作用という「リスク」も併せ持っています。重い症状では死に至ることも。そこで、薬を安心して使うためには、薬に関するリスク、正しい使いかたや保管方法を知ることが大切です。

(1)使用前に説明書をよく読む
医療用医薬品・OTC医薬品には必ず説明書がついています。正しい使いかたや効能・効果のほか、副作用や保管上の注意に関することが記載されているので、使用前には必ず目を通す習慣を付けましょう。また、捨てずに保管し、必要なときにはすぐに読めるようにしておくことも大切です。

(2)用法・用量、タイミングを正しく守る
飲み薬は決められた量よりも多く飲めばさらによく効く、というものではなく、逆に副作用や中毒などが現われる危険もあります。薬を飲むタイミングについても同様です。特に高齢のかたや妊娠中・授乳中のかた、小児などの場合は、薬の種類や使用する用法・用量に注意する必要があります。医師や薬剤師などの専門家から十分に説明を受け、正しく使用しましょう。