薬について気軽に相談できるかかりつけ薬局
2021年11月15日
医師が発行した処方せんはどこの薬局でも取り扱ってくれます。しかし、受診する医療機関によって薬局を変えるのではなく、"かかりつけ"の薬剤師・薬局を持つことをお勧めします。より安全で効果的な医療を提供することを目的として、医師(処方せん発行)と薬剤師(調剤)がそれぞれ独立した専門的な立場で患者さんと接する仕組みを「医薬分業(いやくぶんぎょう)」といいます。医薬分業には次のようなメリットがあります。
医薬分業の主なメリット
- 複数の医療機関から処方せんをもらっても、(1箇所の薬局で調剤を受けることで)飲み合わせの悪い薬や同じような薬が重複して出されていないかなどをチェックしてもらうことができる
- 処方せんが発行されることで、患者自身が処方の内容を把握可能になる
- 薬剤師による情報提供や服薬指導を受けることができ、飲み忘れや飲み残しを防ぐことができる
- 在宅での療養が必要になっても、薬の管理、説明を受けられる
- ジェネリック医薬品について説明してもらえて、ジェネリック医薬品を選択するか希望を聞いてもらえる
また、薬に関する相談や質問については、(独)医薬品医療機器総合機構(PMDA)、日本薬剤師会や都道府県薬剤師会などにある相談窓口でも受け付けています。医薬品の効能・効果、飲み合わせ、飲み方や使い方のほか、薬に関する心配ごとや疑問などがあれば気軽にご相談ください。