上手に医療機関にかかるにはどうしたらよいのでしょうか?

2025年04月07日

コンビニに出かけるような軽い気持ちで、夜間や休日の時間外に病院を受診していませんか?また、何となく大きい病院のほうが安心という理由で大病院を選んでいませんか?そのような医療機関のかかりかたをすると、待ち時間が長くなったり、医療費が高くなったりするなど多くのデメリットがあります。上手に医療機関にかかるため、夜間や休日に受診できる医療機関の探し方や、お子さんが急に体調を崩した場合の電話相談窓口などをご紹介します。

身近な「かかりつけ医」をもちましょう

医療機関にかかるときには、すぐに大病院にかかったり、救急外来に行ったりする前に、その必要があるかどうかを考えてみましょう。また上手に医療機関にかかるために、次のようなことを心がけましょう。

●日常的な病気は身近な診療所を受診する

緊急な医療を必要としない軽度の病気やけがであれば、身近な診療所にかかりましょう。大病院よりも近くにあって便利ですし、待ち時間も少なくて済みます。受診の際には、大病院受診時のような定額料金(※)がかからないため、医療費も節約できます。

※紹介状なしで、大病院で初診を受ける場合は7,000円(歯科の場合は5,000円)以上、他の病院・診療所への紹介を受けたにもかかわらず再度同じ大病院を受診する場合は3,000円(歯科の場合は1,900円)以上の定額料金を、診察料とは別に必ず支払うことになります。

●時間外受診は控えて、診療時間内に受診する

休日や夜間に受診すると追加の費用がかかります。また、日中とは診療体制も異なり、検査なども十分にできないことがあります。やむを得ない場合を除き、時間外受診は控えましょう。

●かかりつけ医をもつ

地域の診療所の中で「かかりつけ医」を決めておきましょう。「かかりつけ医」がいると、体調の変化で気になることを気軽に相談できますし、新たな病気にかかったときも、体質や過去の病歴などに照らして診察してもらえます。大病院での治療が必要な場合にも、かかりつけ医の紹介状をもっていけば、定額料金なしで受診することができます。